舞えないパンダはただのパンダ

† †(d´◔‿ゝ◔‘)b† †

というわけで、ブログの記事は突然に。

今回は『配置学』についてちょっとお話したいと思います。



古くから、我々人間と美の意識は切っても切れない関係にある。
多くの芸術は私達が生きていく為に、必ずしも必要であるとは言えないが、美しさを追求し完成された芸術は、人の心に感動をもたらし、豊かな日常をもたらしてくれることに間違いはない。

さて。これからお話する、ポケモンというゲームにおける『配置学』。
これも、先ほど述べた芸術と同様に、美しさを追求した学問であると言える。

1. まず初めに

『配置学』とは、ポケモンというゲームにおける、技や手持ちポケモンの並びの美しさに関する学問である。昔はあまり注目されていなかったが、対戦の環境の変化により、手持ちポケモンをお互いに見せ合い選出を決定するといったプロセスが取られるようになってから、徐々に研究が進められるようになった。
手持ちポケモンの開示は、古くはポケモンスタジアムより実装されていた要素であるが、この学問に目が向けられたのはつい最近である。
第五世代――ポケモンBW――から気軽にwifi対戦が出来るようになったことが、研究開始の大きな要因であるとされているが、詳しい因果関係はまだ判明していない。
今回は、一般的に配置学として触れる機会の多い『手持ち配置』について述べたいと思う。

2. 手持ち配置における基礎理論
『手持ち配置』とはポケモン対戦における見せ合いにおいて、相手に開示するポケモンの並びに関係する理論である。
一般的に手持ち配置を行う場合、縦2列横3列の2×3の並びでポケモンの配置を行う。この際、並べ方によっては見るに堪えない配置が完成してしまう場合がある。このような事態を避け、美しい配置を完成させるのが配置学の目的と言っても過言ではないだろう。
ポケモンの配置について、細かい所においては個々の感性に委ねられる部分もあるのだが、配置を行う際に指標となる大まかなルールが幾つかある。
本項では、配置学における基本的なルールを紹介していく。

2.1 配置を行う際のルールについて
配置学に基づく配置を行う場合、ある一定の法則に従って配置を行う。
この法則には多様性があるが、大きく2種類に分けることができる。

・軸による配置
・固定配置

・その他

現在主流となっている配置法則は、以上の2種類である。
他にも様々な配置法則が存在しているが、それについては後程解説を行う。

2.1.1 軸による配置
現在シングルレーティングで見かける配置学に基づく手持ち配置において、最も多く見かける事が多いのが、この『軸による配置』であるといえよう。
主軸となるポケモン2匹を上段に置き、それ以外の段に補間の優れたポケモンを配置していく形が取られており、基本的に美しい並びと呼ばれる並びは、この法則に従っている事が多い。
この配置法則を用いる場合、基本的に以下に則り配置されることが多い。

天候始動ポケモンは上段左。また、その天候の恩恵を受けるポケモンは上段右
・天候始動ポケモンが2匹いる場合はこの限りではなく、上段に2匹始動ポケモンを並べる。
・天候がない場合、強力な勝ち筋となる並びのポケモンを上段に2匹並べる
・中段下段は、補間に優れたポケモンを横に並べる。この際、中段には下段よりも重要な並びが、下段には構築の際に補間で入ってきた並びが配置されることが多い。

(また、上記の他に、地面タイプの技が通りやすいポケモンが右側に来ることが多いのではないかという学説が一部提唱されているが、未だ確証には至っていない)

以上のような基本法則がある。
例として、第5世代で見かける事が多かったカバドリラティハッサムガッサスイクンの並びを挙げてみよう。

カバルドンドリュウズラティオスハッサムキノガッサスイクン

この6匹を一般的な配置学に基づいて並び替えると、以下のようになる。

カバルドンドリュウズ
ラティオスハッサム
キノガッサスイクン

解説:天候始動役のカバルドンが上段左、カバからの展開で天候を利用した強力な勝ち筋であるドリュウズが上段右、そしてカバドリで辛い相手を強く見ることができるラティオスを中段左に置き、相性補間に優れたハッサムを中段右に配置し中段を完成。そして下段に特定のポケモンや戦術に対する対抗策となるキノガッサスイクンを配置。
配置学的にも理にかなった配置を行う事が可能であり、見た目にも美しい構築であることが分かる。

もうひとつ例を挙げてみよう。
第6世代初期に流行した、サザンガルドで、以下の6匹。

サザンドラギルガルドマリルリフシギバナファイアローライボルト

相性補間に優れたサザンガルドを軸にサイクルを回していく構築であり、特徴的なギミックはないが、非常にバランスの取れた構築である。これを配置学に基づいて並べると、以下のようになる。

サザンドラギルガルド
マリルリフシギバナ
ファイアローライボルト

解説:上段に、軸であるサザンドラギルガルドを配置。中段には、サザンガルドが苦手とするポケモンに対してかなり強いマリルリを左、それと相性補間に優れかつ強力なポケモンであるフシギバナを右に配置する。そして、ここまでの相性補間の隙間を埋めるファイアローライボルトの2匹を下段に配置して完成となる。

明確なギミックが存在しないスタン系の構築は、配置学に基づいた配置を完成させることが難しい事が多いのだが、このサザンガルドという構築は、非常に配置を行いやすく、バランスの取れた構築であることが分かる。
配置学に基づいた配置を行うメリットとして、見た目が美しくなるということもそうなのだが、他にも、配置を通して構築のバランスが整っているのかどうかを判断する材料にもなり得ることが挙げられる。
美しい配置が出来ない構築は、バランスが偏っていたり、穴のある構築であることも多く、これらを見極める手段ともなる配置学は、対戦における実用性も伴った学問であると言えるのではないだろうか。

では、配置学についての例題を一つ。

問1 以下のポケモンを配置学に基づいて解答欄に再配置せよ。

ポリゴン2ガブリアスマリルリゲンガーソーナンスハッサム

(イ)ポリゴン2 (ロ)ガブリアス (ハ)マリルリ (ニ)ゲンガー (ホ)ソーナンス (ヘ)ハッサム

①②
③④
⑤⑥

[配点 5点×6]


さて。これまでの配置学の知識と、ある程度のXYの環境に対する理解があればさほど難しい問題ではなかったのではないだろうか。綺麗な配置を考えるというのは非常に難しいが、それと同時にとても楽しい物でもあるので、ぜひ色々な配置に挑戦してみてほしい。
学問と銘打ってはいるが、肩の力を抜いて気楽にのびのびと配置を行うことが、美しい配置への第一歩になるだろう。

思いのほか長くなってしまったので、続きは次回へ。

それでは。

  •  2014/07/11 配置学  Comment (2) Trackback (0)

  •  

    コメント

    良いまとめ記事ですね!

    ゲンガーナンスは自分では使ったことないですが、
    ①ニ
    ②ホ
    ③イ
    ④ハ
    ⑤ヘ
    ⑥ロ  ですかねえ

    マリルリはゲンガーナンスが重いサザンを受ける為に④に置きたいですね、ニンフィアでも務まりそうです。

    ハッサムの枠は個人的にはボルチェンを受けるためにランターンやジバコイルを入れたいと思ってしまうので悩みました。

    ゲンガーナンスのガブはリザXやカバルカを止めるためのスカーフが多いので、特定のポケモンや戦術に対する対抗策としての⑥に配置してみました。

    採点宜しくお願いします(笑)

    Re: タイトルなし

    採点は……ちょっとしたネタのつもりんだったんですが、あらかじめ私が用意しておいた解答と照らし合わせると、30点満点で20点ですね。
    ガブとハッサムが逆でそれ以外は一致と言った感じです。
    ただ、あくまでも私が用意しておいた解答との比較でこの点数ってことなので、実質は満点だと思います。理由付けはしっかりしていますし、⑤⑥は左右入れ替わることも十分あり得ますからね。そして、自分で一番しっくりくる配置っていうのがなにより配置学では重要だと思います。なので実質満点という評価になりました!

    配置の理由とかは次の記事で解説する予定なのであんまり詳しく書けませんけれども、大体おっしゃる通りです。
    ゲンガナンスポリ2以外の採用ポケモンとか構築の穴については、とりあえず例題用の構築なのであまり触れないで貰えると助かりますw

    それではコメントありがとうございました!

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