【ORASシングル】龍星氷炎雨【ノオートノスターマンダ】

というわけで。第13回キツネの社mfと第30回シングル厨で使用した構築の記事となります。
社は5-4の予選敗退、シングル厨では7-1でハガネールブロックを1位通過、本戦は2回戦敗退のベスト16といった結果になりました。(社とシングル厨では微妙に構成が変わっている所があるが、それについては後述)

闇の†電磁砂†構築からまた雨に帰ってきましたが、無事にある程度の結果を出すことができてホッとしています。
※追記 シーズン7シングルレートで最高2158の最終2141となりました。レートでもいい感じに通用したみたいでうれしい限りですね。

さて。では構築の紹介の方へ移りましょう。

使った並びはこちら。

ニョロトノオムスターメガユキノオー
イノムーメガボーマンダエンテイ



  技1 技2 技3 技4 持ち物 特性 メガ特性
ニョロトノ ねっとう アンコール ほろびのうた まもる だっしゅつボタン あめふらし  
オムスター なみのり ハイドロポンプ げんしのちから れいとうビーム こだわりメガネ すいすい  
ユキノオー ふぶき ギガドレイン やどりぎのタネ まもる ユキノオナイト ゆきふらし ゆきふらし
イノムー こおりのつぶて じしん じわれ どくどく しんかのきせき あついしぼう
ボーマンダ おんがえし じしん だいもんじ りゅうせいぐん ボーマンダナイト いかく スカイスキン
エンテイ せいなるほのお どくどく まもる みがわり たべのこし プレッシャー

というわけで、ORAS初の構築。ORAS発売前から「ノオートノスター+メガマンダ」の形の雨を組もうとずっと考えていたため、このような並びとなりました。なんかいつの間にかトノスターだけでなくノオーもレギュラー化してしまっていますが、その辺はあまり突っ込まないで頂けると幸いです。だって強いんだもんこいつ。

まあそれはともかく、以下個別解説です。いつもの通り、採用順は覚えていないので並び順の紹介となります。ちなみに、ノオートノスターについては、技構成調整とほぼ無限氷結雨と同じものとなっています。

ニョロトノ
ニョロトノ
特性:あめふらし
持ち物:だっしゅつボタン
技:ねっとう/アンコール/ほろびのうた/まもる
実数値:191-×-132-110-120-104

雨を降らせるカエル。臆病最速でガッサ抜きをしても面白いかもしれないが、Sのラインは恐らくこの辺りが妥当な所。雨を降らせる以外にも意外と重要な仕事がたくさんある。

オムスター
オムスター
特性:すいすい
持ち物:こだわりメガネ
技:なみのり/ハイドロポンプ/げんしのちから/れいとうビーム
実数値:150-×-145-182-90-104

ORASになって気持ちさらに肩身が狭くなったすいすい巻貝。135族意識の調整をしている生き物を多く見かけたので、Hを1削りSの実数値を103から104へ変更している。若干の変更はあったものの、良くも悪くもいつも通りといった感じ。例え有利(波乗りで落とせる)対面でも、波乗りを起点にできる生き物が裏にいる場合は勇気を出してハイドロポンプを撃つ必要がある。

ユキノオーメガユキノオー
ユキノオー
特性:ゆきふらし→ゆきふらし
持ち物:ユキノオナイト
技:ふぶき/ギガドレイン/やどりぎのタネ/まもる(きあいだま)
通常実数値:191-(91)-119-113-132-80
メガ実数値:191-(127)-149-153-154-50

何の変哲もないやどまもノオー。社では、まもるの部分に気合玉を採用していた。気合玉の採用理由はルカリオの起点にならないため。この構築の並びだと、ノオーを起点に一回悪だくみを積まれた時点で詰みがほぼ確定してしまうため、それを7割で防ぐための気合玉。だった。ただ、ルカリオという生き物の存在確率と気合玉という技の信頼性の2つがどちらも異常なまでに低かったので結局シングル厨ではまもるに戻った。気合玉を採用していないため、たとえ相手の構築にスイクン等がいたとしても、ルカリオと並んでいる場合はノオーの選出は実質不可能となっている。ルカリオとか一回も見なかったからこれで正解だった。
炎技を持たない電気タイプ、クレセポリゴンなどの耐久、水タイプ全般、地面、ドラゴンなどを一気に引き受けるポジション。炎技持ち電気や炎持ち特殊ドラゴンは後述のイノムーと合わせて頑張る。
色んな場面で使えるまもるは神技。気合玉の命中は30%だからクソ。

イノムー
イノムー
特性:あついしぼう
持ち物:しんかのきせき
技:こおりのつぶて/じしん/じわれ/どくどく
通常実数値:207-120-143-×-83-70

イノムー
。ノオーで見る事が難しい炎技持ちの電気やドラゴン、および積み技持ちの高火力物理ドラゴン(マンダリザX)などを駆除しつつ、電磁波の一貫を切る枠。ついでにマンダや雨で面倒なボルトサンダー辺りをボコれるのがグッド。一応、構築全体で重い球バシャを対面からなら倒せる。一応。
高火力物理の相手をして貰いたかったのでHBにほぼ全振り。足りない火力を地割れと毒で補う形となっている。
一般的にイノムーというとステロ吠えるの印象が強いかもしれないが、雨+イノムーと言った選出が可能な事はほぼない点、マンダが舞って全抜きする型ではない点などから考えてステロ吠えるは不必要と判断した。代わりの技としては、ターンを稼ぎやすい構築になっている点や浮いてる高耐久に刺せるといった点からどくどく、地に足ついた高耐久や相手のサイクルを問答無用で破壊できる地割れが採用されている。
低火力や物理に繰り出していって、流しながら毒をばらまいていくのが仕事。やる事が無かったり相手の交代が読める+毒が刺さっていない場合は雑に地割れを撃っていく。ちなみに予選での地割れの命中率は、驚異の80%(4/5HIT)

当初はマンムーを採用していたが、構築を回すうえでイノムーへ変更となった。マンムーではなくイノムーを採用した理由としては、相手にステロ展開された場合マンムーだと襷を潰されたあげく上から滅ぼされて何もできず龍を潰すという役割を果たせないことが多々あったため、ステロを撒かれてもある程度は問題ないように数値受けできる輝石イノムーの選択となった。
物理方面はA200リザXのA↑2逆鱗をステロ込みで中乱数耐え、特殊方面は水ロトムのC172ハイドロポンプを確定耐えする程度はある。
マンダに関しては、威嚇なし礫で無振りマンダに中乱数2発、威嚇込みで無振りマンダに中乱数3発となる。羽休めを持たれている場合どこかで毒を入れないといけないため若干面倒ではあるが、物理型なら後出しからでも大体勝てるようになっている。特殊は対面からじゃないと若干厳しい点に注意。

地割れをガンガン当てていたのもあり、今回のMVP。一応、地割れは外してもカバーできる範囲で撃つのが望ましいし、実際あとからカバーできるようなタイミングで撃っていたつもり。
オムスターのハイドロポンプの命中率をはるかに上回る一撃必殺技とは一体なんなのか。

ボーマンダメガボーマンダ
ボーマンダ
特性:いかく→スカイスキン
持ち物:ボーマンダナイト
技:おんがえし/じしん/だいもんじ/りゅうせいぐん(ハイパーボイス)
通常実数値:171-187-100-117-100-167
メガ実数値:171-197-150-126-110-189

ORAS枠。雨で辛い、チョッキ持ち、高耐久格闘・高耐久草・受けループなどをぶっ壊す枠。たまにぶっ壊せない
真面目に構成を考えた結果、小学生みたいな技構成になってしまった。
ちなみに社では、意地っ張りHAS調整で流星群の所がハイパーボイスになっている個体を使用していた。シングル厨では、相手の高速特殊ドラゴンやマンダミラーを意識して最速龍星群の個体となっている。

技の採用意図としては、火力よりも行動回数を確保したかったのでまずはメインウェポンに恩返し。オムスターが無駄に火力が高いことと、雨選出をしない場合の並びがサイクルを回してちまちま削るような形になっているため、一発の火力よりも攻撃回数の方を優先した、といった感じ。そして、物理のサブウェポンとして飛行との補間が抜群にいい地震。そして、エアームドとかいう生き物を焼き討ちするために大文字。ナットレイピンポに見えるかもしれないけど、実はエアームドピンポ。ナットレイは上から殴ってれば簡単に倒せるが、受けルのエアームドは裏まで考えるとここに文字を入れないと絶対勝てないので他の技を変えてもこの構築なら文字は必ず入ってくる。そして、最後の枠にはミラーなどを意識して龍星群。社前にレートで遊んでいた時はやたらグライオンを見かけたのでこの枠をハイボにしていたが、オフでは特殊竜やマンダミラーが大量発生してメンタルをガリガリ削られたので龍星群の採用となっている。レートではハイボ、TODのない環境では龍星群、とすると使いやすいかもしれない。

「ノオートノスター+マンダ」のコンセプトの一匹で、雨との補間は抜群にいい……と思われたが、トノスターマンダといった選出をすることは実はあまりなかった。雨+マンダで見れる範囲がそこまで広くなかったのが大きな原因。ただ、裏選出としては非常に優秀だった。主に、雨で辛い生き物たちを崩すのに特化したような構成なので、余程の事がない限り出した試合ではほとんど仕事をこなしてくれた。
物理マンダは抜きエースの花形といった印象も強いが、この構築では頼れる裏方といった感じ。

雨と合わせて、クレセポリ2ナット辺りを物凄くよく呼ぶ。

エンテイ
エンテイ
特性:プレッシャー
持ち物:たべのこし
技:せいなるほのお/どくどく/まもる/みがわり
実数値:209-135-106-×-108-167

どくまも枠エンテイ。採用理由は、ここまでで重い炎をケアするため。めちゃくちゃ炎タイプには厚いような並びに見えるけど、実はゲロ重だったりする。ともあれ、めざ氷ガモスを倒せることに加え、めざ氷球バシャ・リザY・ドラン辺りを誤魔化せるのは非常に優秀。ドランには有効打こそないものの、一番面倒などくまもドランなら(多分)PPを枯らして勝つことができる(かもしれない)。あとは、ポリ2やクレセなどの低火力ポケモンを構築全体でガンガン呼ぶのでその辺を起点にできるどくまもエンテイとなった。
色々やることの多いポケモンではあるがノオーを選出できない時に相手の水タイプを見る枠でもあったりする。ドロポンがメインウェポンならほぼ確定で流せるのが強み。

調整についてはどくまもエンテイとかで調べたやつを適当にいじって流用した感じ。本当はDを109にしたかったがHがUの個体なので余った努力値をBに回している。Dに振るメリットとして、ダウンロードでCがあがらないことに加え、クレセの無振りサイキネを身代わりが高乱数耐えするようになるといったものがある。

このポケモンで技構成については言う事はないはず。

基本選出は
トノスター+先発@1で雨展開。

と、見せかけて

エンテイ+イノムー+メガ枠が基本選出(みたいな感じになってた)。
特に、エンテイイノムーノオーの超耐久サイクルは選出率トップだったと思う。

勿論、出せるならば雨も選出するが、雨選出はできないケースの方が多いからどうしようもない。
雨選出は相手の構築に何かしらのギミックがある時に選出されることが多く、それ以外は裏選出で大体何とかなるし安定もしているといった感じ。
大体の相手に対して、雨選出かメガ枠入り選出はできるようになっているので、余程の事がない限り弱い選出にはならない(はず)。


雑感としては、個人的にすごく扱いやすい構築だった。中でも、エンテイとイノムーの使いやすさが飛びぬけていて(ノオートノスターマンダ、とは)1日を通して8割くらいはエンテイイノムー選出をしたのではないかと思う。中でもエンテイに関しては、(相手からしたら)突然の身代わりでアドを取れる事も多く、かなり動きやすかった印象がある。
構築として単体で重いのは、カメックスと火力のあるガッサと高速高火力特殊龍くらい。特にカメックスは絶望的に重い。どんなに頑張っても一匹は持って行かれるので、相手にきっちり立ち回られるとワンチャンすら残らない。ちなみに予選は7-1のうちの一敗がカメックス入りだったりする。
また、バトンや壁構築への勝率が極端に悪い。この辺は私自身が苦手意識を持っているだけで、立ち回りをしっかりすれば何とかなる可能性もあるが、どちらにしてもそこまで相性は良くないはず。ちなみに、本戦ではバトン構築に当たって敗退だったり。
あとは、5タイプ(岩悪霊超龍)が構築に一貫している欠陥構築なのでそこだけは注意。一応、ノオーイノムーの数値受けで頑張ってはいるが、下手な立ち回りをすると散々な結果になること請け合い。
他にも毒が一貫してたり、胞子以外の催眠が一貫していたりもするのでそこもネック。威張るはイノムーで何とかなる(はず)。
問題点もそこそこあるが、積みの起点にならないことを意識しながら立ち回ることができれば上手い具合に戦える構築だったのではないかなーと思う。負けた試合はどうあがいても厳しい並びだったし、負けそうになった試合は選出負けと言った感じだったので、カメックス以外はある程度戦えるはず。何度も言うけどカメックスは真面目に無理。お願いだから私の前に現れないでください。

選出回数は

ニョロトノ:3/10
オムスター:3/10
ユキノオー:6/10
イノムー:7/10
ボーマンダ:4/10
エンテイ:7/10

こう。
この構築雨じゃなくてエンテイイノムースタンですね、って感じの選出率。

何かありましたらブログなりツイッターなりに言ってもらえれば反応すると思います。
それでは今回はこれにて。














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( ˘⊖˘) 。o(まてよ、そういえばこのボーマンダ……)
|舞えないパンダはただのパンダ|┗(☋` )┓三
( ◠‿◠ )☛気が付いてしまったか。貴様は地割れに落ちてもらおう
▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂うわぁああああああ

おしまい